「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」


「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」

価格破壊という言葉を日本国内でよく耳にするようになり、ビールなどのアルコール飲料もディスカウントストアをはじめとして現在ではインターネットなどでも格安で販売がされるようになりました。しかし、そのとき以上に激安ビールと思わせるような価格帯のアルコール飲料が多く店頭にも並ぶようになりました。「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」といわれる見た目は良く似ていても価格に大きな差があるアルコール飲料があります。

「ビール」と「発泡酒」

「ビール」と「発泡酒」の差は「酒税法」という法律により決められています。ビールは主原料と副原料とよばれるものから製造されますが、「酒税法」によると、「ビール」とは主原料として麦芽を原料の3分の2以上使用することが第一で、副原料においても使用できるものが限られています。「発泡酒」は、麦芽使用率が3分の2未満で麦芽などを使用した発泡性があるアルコール飲料とされています。ビールの主原料である麦芽使用率が違うことから、本来味も違うのですが、ビール(発泡酒)製造メーカーはこの差を少しでも埋めようとしています。「ビール」「発泡酒」などパッケージも似ており、味に大きな差はないとして「発泡酒」を好んで購入する人々もいるようです。また、「発泡酒」を好んで購入する人々の「ビール」と「発泡酒」の味の差以外の理由のひとつとして価格差があります。「発泡酒」の中でも麦芽の使用率により3段階で酒税が違いますが、メーカー側として「発泡酒」は、少なくともビールより低価格で販売できることになります。

「ビール」と「新ジャンル」

第3のビールともよばれている「新ジャンル」には、「その他の醸造酒(発泡性)@」「リキュール(発泡性)@」の2種類があります。「ビール」と「発泡酒」の差のように、原料により「新ジャンル」になります。「新ジャンル」は原料として麦芽や大麦を使用しないで「エンドウ」や「大豆」などを使用したものもありますが、「発泡酒」以上にビールにより近いアルコール飲料としてメーカーの努力が進んでいます。

          

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